~Feelgood編
【Tsugikiで販売しているFeelgood は台湾発のエコなバンブープロダクトブランドです。ここでは、FeelgoodにまつわるSTORYをご紹介したいと思います。】
Feelgoodは2015年に、台湾の中部の都市、台中から高速で2時間弱ほど走った竹山と呼ばれるエリアで生まれました。その名の通り竹林が豊富で、元々は日本向けに竹製の耳かきを作ったり、竹かごを編んだりする産業が盛んだったようで、創業者のOA LINも実家で竹製品を作っていた家でしたが、経済が成長するに従い、竹製品からより大量生産が簡単で安価なプラスチック製品の台頭に押され次第に地元の産業が衰退して、町も高齢化が進んでいきました。
これは日本でも大きな社会問題となって地方創生という言葉で、課題解決に取り組む自治体が多いですが、まさに状況は同じだと言えます。
OAも若いころは都会でファッションに関わる仕事をしていましたが、故郷の危機的状況に直面し、故郷に戻って父親の工場を受け継ぎ、新しいバンブーブランドを立ち上げます。その時に、環境問題を子供たちの世代に押し付けないように、エコを基軸に据えたブランディングをテーマにして、自身のバックボーンであるアウトドアやストリートカルチャーのエッセンスを取り入れた展開に挑戦し、台湾国内では地方創生の旗手として注目を集める存在にまで成長しました。
日本での展開は2017年にTsugikiを展開するAllfor1が、ふとしたご縁から代理店契約をすることになり、日本での展開が始まりました。幸いOAと世代が近く、とても気が合ったので自然と互いに何度もミーティングを重ね、日本向けに商品企画をして作り上げていった商品が今のラインナップになっています。 今までの自分の経験でも、最初からそういう風に海外ブランドを共同企画して日本で展開するケースは非常に稀だと思います。
Feelgoodはカラフルな商品が特徴的ですが、最近ではホテルのアメニティでの展開が徐々に注目を集めています。
折しも世界的に環境保全の機運が高まりSDGsのキーワードが頻出する時代になっていますが、日本国内では、様々な問題で真剣に取り組める宿泊施設はまだまだ少ないのが現状で、エコに対する考え方においても台湾の方が先進的な動きを積極的にしているように思いますが、2022年4月からは環境省より【プラスチック資源循環促進法】なる新しい法律が施行されます。これは出来るだけプラスチックを減らす動きを品目を決めて、各民間事業者に積極的に協力を促す法律ということになっていますので、これが日本においても良いキッカケになってくれればと願っています。
最後にFeelgoodの100%土に還る歯ブラシをアメニティで採用していただいているホテルをご紹介いたします。地方の魅力を最大に引き出す世界レベルのクオリティは一生に必ず一度は訪れたいホテルです。
【里山十帖】
簡単にFeelgoodのSTORYを掲載いたしました。この記事を書いている間にもOAと新しいプロジェクトのミーティングをしています。また最新のニュースをここでお伝えしていきます。
instagram:@feelgood_japan
email:info@tsugiki.tokyo